2024.02.27| 研修会・イベントリーガルリスクマネジメントガイドライン研究会
2024年3月11日(月) ランチタイムのオンライン研修会「飲食店レビュー掲載サイト高裁判決 ― インハウス弁護士のためのアルゴリズム変更と独禁法・民事上のリスク低減策―」(講師:角田龍哉弁護士・モデレータ:渡部友一郎 座長)の申込受付を開始
概要:
2024年1月19日、飲食チェーン店様とレビュー掲載サイト運営企業様(*)との係争に関して、東京高等裁判所は東京地方裁判所の判決を覆し、独占禁止法違反を認めないとして、飲食店レビュー掲載サイト側の逆転勝訴判決を下しました。
(*) すべてのJILA会員の心理的安全性の観点から、当研究会では講義及び資料内での個別の社名使用を控えます。
当該判決の学術的評論は研究者や専門家に委ねるとして、本研究会では、皆様が部署から相談を受けた際に、どのようにリーガルリスクを特定、分析、評価、そして対応(軽減策)していけるかを分析します。
この変更は、現在直面している事業上の問題を解決するためのものです。
しかし、エンジニアによると、一部の顧客に不利益(5点満点のレビューの再評価、相対的な低下など)をもたらす可能性があるとのことです。
事業部としては、東京高等裁判所の判決を踏まえ、リスクを特定・分析し、リスクがあれば軽減策を求めています。仕様変更は計画通り進めたいという強い希望があります。
IT規制、プラットフォーム規制、独占禁止法に関心がある方、インターネット企業のインハウス弁護士の方、自社・子会社・グループ会社の事業でウェブサービスの仕様変更により一部の顧客に不利益が生じ、トラブルが発生した経験があるインハウス弁護士の方は、ぜひご参加ください。
日時:
2024年3月11日(月) 12:05-12:55(50分予定)
※セミナーは無料です。
※第二東京弁護士会所属のJILA会員には継続研修の単位(1時間分)が認定されます。
(詳細:二弁 継続研修運営細則第6条第2号第3号「日本組織内弁護士協会が実施する組織内弁護士向けの研修(当該協会の部会及び研究会が実施するものを含む。)」の定めに基づき、部会・研究会主催の研修会も含まれます。なお、第6条第3項により「内容が法律実務に関連しないもの」(同項第1号)「主要目的が親睦、営業等であるもの」(同項第4号)は継続研修に含まれません。)
講 師:
●講師:角田 龍哉 先生(西村あさひ法律事務所 弁護士)
デジタルプラットフォーム/IT分野における国内外の競争法・独占禁止法、下請法、消費者法といった経済法案件を中心に従事。AI、電気通信、データ保護、各種業規制等の様々なデジタル関連の規制案件も手がけるほか、国内外のデジタル政策・国際動向分析に精通しており、デジタル関連のレギュレーションや公共政策について幅広い知見と対応力を有する。
●モデレータ:渡部 友一郎 先生(Airbnb 日本法務本部長 弁護士)
鳥取県鳥取市出身。2015年に米国サンフランシスコに本社を有するAirbnb(エアビーアンドビー)に入社。米国トムソン・ロイター・グループが主催する「ALB Japan Law Awards」にて、2018年から2023年まで初の6年連続計4部門受賞計8冠(In-House Lawyer of the Year 2018最年少受賞など)。 デジタル庁「デジタル関係制度改革検討会 法制事務のデジタル化検討チーム」構成員、経済産業省「国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会」法務機能強化実装WG委員など。
定員(オンライン):
50名(お早めにお申込みください)
場所・申込方法:
オンライン開催(Zoom)
下記URLから事前申込をされた方へZoom URLをお知らせいたします。
申込ページ☞ こちら
対象・参加資格:
・JILA会員
・テーマにご関心がある法律家・法務部門の方(制限は特に設けず)
録画配信:
本研修会は録画配信を実施する予定です。
JILA研修委員会